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2019.03.25

サドルレザーとオイルチョコの…



いきなり完成しています。

レザークラフトの本に載っていた長財布です。

マチの作り方を学ぶ為に作ってみました。

黄土色の革はサドルレザーです。

本のまま作ると蓋も一枚革でサドルレザーがA4以上必要になりコスト高になるので、

蓋の部分は別の革にしました。

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マチの部分です。

本の通りなので上手くいっています。

マチ部分は下方向に伸ばしたひし形のような形をしています。

閉めたのときに内側に入ってくるので横方向の寸法はマチの入り込みを考慮しなければいけません。

蓋は直線だと味気ないのでこのような形で本体と繋ぎました。

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中を開けると…

小銭入れとカードケースが付いた仕切りが!

これは取り外すことができます。

別部品にすることで、構造を簡素化させています。

ジッパーの取り付けも良い勉強になりました。

ジッパーにマチを付けない場合、想定よりも大きめにしないと物を入れられません。

あとこれ、実は財布ではないんです。

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裁縫道具入れでした!

仕切りユニットに脱着可能な糸巻きと針入れ、はさみケースを組み合わせました。

これに木工用ボンドがあれば、レザークラフトの縫う工程は何処でもできるようになります。

まだやったことありませんが、例えば縫い穴だけ開けておいて会社の休み時間10分の間に縫い進めるとか。

目立つからやりませんけど。

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針ケースには4本針が入ります。

はさみケースもタンローと呼ばれるナチュラルな色の革で作りました。

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糸のグラデーションがいい感じです。

各色2mの糸でこれくらいに収まります。

実際には使わないので、誰か材料費分だけ3800円で買いませんか?

試しにクラフト系の自作品を売れるサイトに出してみようかな。



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Posted at 12:36 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |
2019.03.18

床革のツールボックス


レザークラフトの道具を入れるボックスを作ります。

結構大きなものになり、オイルレザーで作ると5000円ほど革代がかかってしまいます。

しかも道具箱なので酷使しますし、見た目にこだわることもありません。

ということで、格安な革を探したところ、床革というものがありました。

革は元厚が5mmとかあり、そこから使いたい厚さに漉きます。

その漉いた残りが床革です。

両面が裏の革と言ったら分かりやすいと思います。

半裁という畳くらいの大きさで1000円です。ちなみに表面だと3〜4万円します。

到着して大きさに驚きました。

革自体はタンニン鞣しのヌメ革ですのでザラザラしてますがコシがあり、良いものです。

トコノールという毛羽立ちを抑えるものを塗るとさらに良くなりました。

これなら大きな物も作れるし、試作にも使えます。

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いきなり縫っています。

原型はレザークラフトの本にあるタイプです。

30cm物差しが入るように長さと奥行きを伸ばしました。

本体は一枚革なので60cm✕40cmくらいの大きさになります。

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マチは別部品になっています。

底面を縫い合わせてから側面を縫います。

見た目もシンプルで良いです。

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蓋を留めるところです。

下から通してギボシで留めます。

閉めたら縫い目が見えないです。

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完成です。

大きいのでずっしりしています。

形が崩れずに自立します。

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中身を入れました。

想定していた物がピッタリ入ります。

ダンボール箱より質感は大きく上がるのでモチベーションも上がります。

床革オススメです。


Posted at 12:38 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |
2019.03.17

オイルレザーの時計ストラップ



時計のストラップに付いている輪っかが外れてしまって接着剤で付けていましたが、

また外れていたので修理とも考えたんですが、

もしかして今なら自分で作れちゃう?

ということでチャレンジしてみました。

現物があるので、型紙を取ります。

革は表が茶色のオイルレザー、裏がナチュラルカラーのヌメ革です。

上の写真は型紙の上に裏面の革を置いたところです。

裏面は上下の棒が入る部分が無くていいです。

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ストラップの中央は盛り上がった風に作りたいので芯材を入れます。

前にソファの模型を作った余りの0.8mm厚の革をベースに、

時計の根本だけ更に厚くなるように革を重ねます。

また、この接着の時にストラップの丸み?を出すため、

腕に巻いたときに良いようにカーブを付けます。

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ストラップの輪っかをつける方は1つめの輪っかがズレないようにするためのループを付けます。

そして表面の革を重ねてゴムのりで接着します。

接着したら縫い穴ペンチで穴を空けていきます。

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後は縫い進めます。

地味に一番手を焼いたのは、上の写真で一番上部の時計を留める筒を入れる部分です。

筒を巻き込む様に表面の革を折り返します。

この部分の革は厚みがあるといけないので「すく」という作業をします。

漉くと書くようです。

革包丁などで革を薄くすることや指します。

これが大変、ほんの少しずつしかすけないんです。

多分技術が足りてないです。

時間かけても半分にもならないので諦めました。

まあ大丈夫でしょう。

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厚みを減らせなかったので根本の部分は革が三枚分です。

縫うのも一苦労です。

針が折れるかと思いました。

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尾錠を付ける部分はカッターで切ります。

実物があるので、このあたりの寸法は目安が立てやすかったです。

そして完成!

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なかなかの物ができました!

自分の中ではすごく上手くいったと思うので嬉しいですね。

元の物と同じサイズで作れましたし、

革の質感は元の顔料コテコテのクロムレザーと比べ物にならないくらい良いです!

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裏面のここの部分が一番のお気に入りです。

輪っかを留めるループも上手くいきました。

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パネライ(風)の時計ですが、ストラップだけは良い素材に生まれ変わりました(笑)

時計のストラップは材料が少ないわりに出来上がりの嬉しさが大きいのでオススメです。

このサイズなら端切れで十分作れますので何色か作りたいです。

それではまた。




Posted at 00:28 | leathercraft | COM(2) | TB(0) |
2019.03.15

革手帳カバーにペンホルダー装備



前回完成したペンホルダーを取り付けます。

ゴム紐になっているので脱着できます。

縫い付けることも考えましたが、

これを取り付けているとメモを開いたときにフラットにならないんです。

ですので、取り外せるようにして、

ちょっとメモるときはそのまま、

しっかり書き込みたいときは外せるようにしました。

201903152248143a8.jpg

ペンを装着します。

ペンの挟むところ?用に切り込んだ部分もピッタリです。

ただ、保持力がないので、逆さまにしたら落ちてしまいました。

そこで、ペンの下の部分が接する革にゴムのりを付けました。

もちろん、乾いてゴム状になってからペンを差し込むと…

逆さまにしても抜けない!

でも取り出そうとするとすぐに取り出せる絶妙な保持力になりました(^o^)

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こんな感じで今度こそ完成です!

ペンホルダー無しだとちょっと寂しい見た目でしたが、

ペンホルダーが良いアクセントになっています。

ちなみにペンはゼブラのシャーボXというやつで、

シャーペンと赤黒ボールペンが入っています。

これ1本でほぼカバーできます。

多色ボールペンは他にもありますが、これが一番細いんです。

直径10mm無いので一色ボールペンと同じ使い心地です。

9年使っています。最近シャープをノックするとペン先カバー部品が動くようになってきましたが、

なんとかノックする時だけ手で押さえて使っています。まだまだ使えそうです。

長くなりましたが、レザークラフトとしては直線縫いがほとんどなので作りやすいです。

毎日使うものなので愛着わきますよ、オススメです!


Posted at 23:05 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |
2019.03.14

革手帳カバー完成



昨日の続きです。

手帳カバーはこのように完成しました。

紺色の革の一部はライトグレーのステッチにしました。

ゴムバンドは使わないとき、裏側へ回せば邪魔になりません。

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お気に入りは開く方の端の処理です。

紺色の革を茶色の革で包んでいるので適度に厚みがあります。

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こうやって開ける時に触る部分で、

ここが厚みがあると豪華な感じがします。

継ぎ目もなくスムーズなのでなおさらです。

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そして、オプションはペンホルダーです!

設計図を描いて構想を練ります。

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ペンの形に合うように紺色革を水に濡らして整形します。

本体の茶色革も上下に折り目を付けておきます。

乾くとこの形で固まります。

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おっと、写真が逆さまですね…

本体の茶色革に切り込みを入れて、紺色革を通して組み合わせます。

紺色革は裏に縫い代があります。

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裏面はこんな感じ。

茶色革のスリットを通しているのが分かると思います。

上下にゴムバンドを縫い付けます。

ゴムバンドは安定させるため2本使います。

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そして完成です!

また続きます。


Posted at 08:29 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |
2019.03.13

維持費100円の革手帳の作り方

会社で小さなメモ帳を使っていたんですが、小さくて使いづらくなり、

ある程度大きな手帳が欲しくなりました。

でも手帳って結構高いです。

中身リフィルだけでも500円くらいするし、カバーも革だと一万円くらいします。

そこまでは欲しくないけど愛着もって使い続けられるものが欲しいので作りました。



まず、維持費を安くする為、中身は100円のノートにします。

A6サイズです。100均なら3冊買えますが紙質はこちらの方がいいと思います。

革は端切れ革です。

外側の革は紺色です。

20190313081455fc1.jpg

こちらの茶色は内側の折返し部分です。

組み合わせることで小さな端切れ革で作成することができます。

縫い合わせ部分もアクセントになります。

折り目をしっかり付けるため、水に濡らして折ります。

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縫い穴を開けます。

手帳は直線縫いだけなので簡単です。

この折れている部分が手帳の縁になります。

こうすることで貼り合わせでもコンパクトに出来上がります。

伝え辛いですが、折らずに一番端で縫うと、縫い代分大きくなってしまいます。

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表の紺色と合わせてゴムのりで仮止めします。

先程開けた縫い穴は茶色にしか空いていませんので、

縫い穴を紺色まで貫通させます。

これは菱キリという道具を使います。

ペンチ式の縫い穴開けだとこのような張り合わせの場合、

作業が一工程増えますが、無音で作業できます。

20190313081500d0d.jpg

表側の革を折ったところに包んで縫います。

縫い糸は新色のダークブラウンです。

この後写真は無いですが背表紙の部分を別パーツで作り縫い合わせます。

そうそう、上下の辺も縫い合わせるのを忘れていました。

201903130815029e1.jpg

片方の上下の辺はゴム紐を挟んで縫い合わせます。

このゴム紐で手帳が開きっぱなしになるのを防ぎます。

特に問題なくできました。

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メモ帳を挟んで完成!

なんですが、次回少しオプション付けます。



Posted at 12:37 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |
2019.03.11

縫い糸セット買いました。



手持ちの糸はブラウンとライトブラウン、ベージュ、生成りでしたが、

濃い目の茶色や紺色が欲しかったので買い足しました。

糸は同じメーカーの物を探しました。

海外製で代理店がないからか、アマゾンではセット販売しかありませんでした。

お得な6本セットにしました。

20190311082000833.jpg

2色は被りましたが、ベージュとブラウンよく使う色なので大丈夫です。

むしろ最初に無くなりる予想なのでよかったです。(まだまだかなり残っていますが)

ダークブラウンはもちろんですが、

一番右端のグレーがいい色です。

何にでも合いそう。

紺色は紺色の革にあてがうと、ちょっと色味が違っていて、

使いどころが難しく感じました。

ダークレッドは、何に使おうか…

単色売りがあればいいのに。



Posted at 08:29 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |
2019.03.06

シュリンクレザーのカードケース



今回はすごく簡単な物です。

あまり使う機会がないポイントカードなどは車に置いています。

そのカード用のカードケースを作りました。

ものすごく簡単な構造です。

芯になる革を下からもう一枚で包んで両端を縫うだけです。

これはレザークラフトの本に書いてあったものです。

簡単ですけど無駄がなくて良いデザインです。

革も小さい端切れでよく、ツートンカラーにできるので何個か作ってもいいですね。


Posted at 08:17 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |
2019.03.05

オイルレザーの名刺入れ



会社で使っている名刺入れは薄くていいのですが、容量が足りないと感じるようになりました。

そこで自作してみました。

今回少し大変でした。

まず、要望としては自分の名刺用ともらった名刺用の2つ入れ場がいること、

自分用の名刺20枚は入るように、入れ場にマチが必要なこと。

レザークラフトで作るとき、このマチをどうやって作るかが初心者にとっては難しいんです。

しかもシンプルな見た目にしたい、紙で模型を作りながら試行錯誤していきます。

その時に、縫う手順も考えないと作れない設計図になってしまいます。

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写真のライトブラウンの革は全て繋がっている一枚革です。

下の自分用スペースを作りつつ、表面を覆うようにしています。

緑色の革の部分はもらったものスペースです。

横から見ても縫い目が出ないようにできました。

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留め具はギボシという部品を使いました。

穴に押し込んで簡易的にロックするものです。

緑の革は二枚重ねにする必要があり、先端の両脇2箇所は糸で止めました。

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中を開けるとこうなります。

もらったものスペースはこのように止まっていたんです。

名刺スペースを作るには一度革を水で濡らして、

上の写真にあるようなスチロール板で形を固めて作ります。

H31-0302-05.jpg

名刺スペースはこのように分離しています。

上の部分だけ縫えば一体化もできたんですけど、

別れていた方が、それぞれに名刺を出し入れしやすいんです。

あと緑の止める部分は内側で縫っているから表にステッチが出ないのでした。

H31-0302-06.jpg

今回は比較的大きな一枚革が必要でしたので、大きめの端切れを買いました。

1200円でしたが、使った量で言うと800円くらいです。

エイジングも楽しめるタンニン鞣し革ですから

今後の色の移り変わりや、硬さの変化など起こりそうです。


Posted at 12:37 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |
2019.03.01

クロムレザーのコインケース



今回、新しい試みとしてファスナーにチャレンジしてみました。

革の方は予め縫い穴を開けておくのでズレずに縫えますが、

ファスナーはその都度針を通していくので変に偏らないか注意です。

ファスナーを締めたときに中央の金具が真ん中に真っ直ぐ走れば成功です。

若干歪んだ所はありますが気にならないレベルにはできました。

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このように開きます。

嫁さんが買い物に行くときに娘を乗せるカートを使うんですが、

100円を入れて鎖を外すタイプのようで、わざわざ財布を出すのも手間なのでこれに100円だけ入れて

さっと取り出せるようにしています。

小さい子がいると目が離せないですから。

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こちらも激安材料費です。

ファスナーは100円以下だし、革も小さいので端切れで100円もしないかも。

完成してみるとなかなか良い小物という感じです。

表面のステッチ穴を円に合わせて角度を変えていくのが難しかったです。



Posted at 08:28 | leathercraft | COM(0) | TB(0) |