2019.02.28
オイルレザーのパスケース

会社用で社員カードなどを入れるパスケースです。
茶色のオイルレザーをメインに使っています。
オイルレザーは表面加工されていないヌメ革なので傷が付きやすいですが、
傷付いても指で擦れば目立たなくなります。
これは革に含まれるオイルが傷の所に移動して馴染むからだそうです。
このオイルレザーは色は表面だけに付いていますので裏やコバ面はナチュラルカラーです。

開くとこのようになります。
左側が社員カード入れで、取り出しやすいように穴を開けています。
右側は社訓カード入れです。入れたままでも読めるように大きく窓を開けています。
窓にプラ板でも仕込もうかとも思いましたが、内側に折りたたむのでこのままでも大丈夫でした。
開くヒンジ部分は外側から縫い目が見えないように内側で縫っています。
設計でこだわったところです。
また、革を分割にすることで、大きな革でなくても作ることができます。
この革は1000円の端切れセットの中から作りました。
全体の1/4の使用量なので材料費は250円くらいです。
自分で作ると安い!
タンニンヌメ革の両開きなので3000円から5000円はするでしょう。

もう一つ、今回挑戦した技法は革と革を重ねずにくっつける縫い方です。
写真の✕印のステッチの部分です。
これも使用する革のサイズを小さくするために必要です。
もし全部一枚革で作ったら長さ50cmは必要になり革をまとめて買わないとできません。
まだ慣れない内は端切れでどうにか作って行くことにします。
それではまた。
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2019.02.27
過去編 36PⅢ コケましてリセットです

トリミングを繰り返すうちに、水草の成長が弱くなり、
水替えとろ過の掃除をさぼってしまったため、
コケだらけに…
緑色の石になってしまっています((+_+))

ですのでまず石を撤去!
石はコケがへばりつきすぎて、もう掃除する気も無くなりました。
しばらく外に放置してコケが取れることを祈ります。
水草の方は、これでも成長している綺麗な部分が少しありました。
そこだけコケがついていないか良く見て残し、あとはソイルも砂も撤去です。
写真ありませんが、コップに新しいソイルを少し入れてそこに生き延びたヘアーグラスを植えました。
すっきりとした水槽にそのソイル入りコップと魚たちだけになりました。
この状態で次に立ち上げる日を待ちます。

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2019.02.26
サドルレザーのスマホケース

スマホを買ったときに同封していたプラスチックの透明ハードケースに革を貼り付けました。
毎日何度と持つものなので革の手触りが欲しいですよね?
前は接着剤で革を貼っていましたが、どうしても側面の接着力が弱く剥がれてしまいます。
角の曲線に合わせるのも大変ですし。
そこで今回は革の可塑性を利用します。
「かそせい」って言うらしいんですけど、革は水に濡れると柔らかくなり伸びます。
そして、乾くとその形のまま固くなり、形状記憶されます。
それを利用して曲面もシワなく革を張ることができるというやつです。

角もサイドも革を巻き込んで整形しました。
形が保たれるので接着する必要もありません。
革は薄くないとスマホが入らなくなるので、厚さ0.6mmの極薄サドルレザーを使いました。
ケースに濡らした革を巻き付けて乾かします。
余分にはみ出ている部分や、裏でシワになっている部分を切り取れば完成です。

スマホの表面から見ても革の切れ端は見えません。
完全に内側に巻き込んでいます。
指が当たっても剥がれることはありません。
かなり上手くいきました!
プラスチックケースとは思えない出来です。
若干スマホが浮きがちにはなりますが問題ない範囲です。
頻繁に手に触れるので、経年変化がすごく楽しめます。
2019.02.25
練習用毛抜きケース
2019.02.21
ラクダ革のキーケース

今回も鍵関係、自分用のキーケースです。
鍵のギザギザが表に出ていると他の物を傷付ける事を懸念して
キーカバーでなくキーケースにしました。
鍵を取り出すひと手間が必要にはなってきます。
鍵の形にカットした、たしかラクダの革の紺色の革を表に、
裏はタンローというレザークラフト定番の牛革を使います。
右上の縫う穴を見ると分かりますが、曲線の場合、
菱目打ちの打つ角度もカーブに合わせて曲げると上手くステッチが揃うそうです。

今回は縫うところの写真も撮りました。
手縫いの場合、針を糸の両端に付けます。
そして一つの縫い穴に表裏から交差させるように針を指して縫います。
両側からテンションがかかるので丈夫なようですよ。
ミシンは片方から反対の糸を掬って縫うので片方の糸に力が偏っているそうです。
あと、針は糸に縛り付けるので手を離しても取れません!
また玉結びとか玉止めとか結ぶこと不要!
しかも穴さえ真っ直ぐに空けたらステッチも真っ直ぐに縫える!
これがいい!レザークラフトの好きなところ!
裁縫は一本取り?でしたっけ?針から何度も糸が抜けて!(#・∀・)
結んでもユルユルで!(#・∀・)
縫い目もガタガタ!(#・∀・)
レザークラフトなら不器用でもキッチリできる!

アツくなってしまいましたが、レザークラフト本当にオススメなんですよ。
頑張った分だけ作品として残るし、生き物ではないので完全に自分のペースでできる。
何だかアクアよりも自分に合ってる気がします。
やっぱりブツ、物、物欲ですね、私は。
あ、キーケースの事を忘れてしまつてました。
上の写真は穴あけパンチです。
金属の棒状の穴あけをハンマーで叩く形式もありますが、
音は出るし、歪みそうだしでオススメしません。
パンチなら無音です!支点と作用点のズレからほんの少し歪むんですが、
2mm程度の革なら気になりません。

完成です!
この写真で右側はステッチはありますが開いており、
鍵をスライドさせて出すことができます。
ただ、ちょっと気づきました。
フルステッチはクドい!
私の教本、ウルクストっていうブランドの作家が書いているんですけど、
ステッチは必要なところに最小限なんです。
品があるんです。革が主役なんです。縫う時間がかからないから生産性も高いんです。
ウルクストの人よく考えてますね。

でもまあ最初は自分の思った通りになんでもやってみればいいんです。
ウルクストの人だって何度もやってみてあの作風にたどり着いたと思うし。
車の鍵と一緒に付けてみたら、そこそこいいやん!
ネックストラップの紺色とも合ってるし。
車のキーケースの明るい青は浮いてるけど…
こんな感じで身の回りのものを作っていこうと思います。
2019.02.20
オーストリッチのキーカバー

昨日の記事の写真はリサイズできていなかったようです、巨大だった…
レザークラフト第一弾は簡単な物からということで、
キーカバーを作ります!
嫁さん用です。
端切れ革は前の接着剤シリーズのときに買ってあるので小さいものはあります。
その中からチェレステカラーの革をセレクト。
ダチョウの革、オーストリッチです。
もうひとつは裏地用のベージュ牛革です。

構造は2枚の革を張り合わせて二つ折りにして
両サイドを数針縫います。
角は丸くします。
写真の様に角丸の台紙を作って、それを当てて、はみ出した所をカッターで切ります。
5回に分けて切るのがコツです。そうすれば角丸がきれいにてまきます。
両サイドを塗って鍵用の穴をパンチで空けたら…

完成です!
糸は裏地と同じくベージュを選びました。
こうやって見ると端切れ革なのでオーストリッチの特徴である丸い凸は無いですね…
でもまあ、柔らかく手触りは最高です。

お気に入りのポイントはここ!
サイドにも裏地のベージュが見えており、
ステッチと相まって良いアクセントになりました。
ミントアイスみたいな美味しそうな色合いです。

鍵と二重リングを通して出来上がり!
鍵を回すときに指が金属に当たらないので柔らかな回し心地になります。
なかなか上手くできました。
自分で言うのもあれですが、500円くらいで売れそう!
とか思い上がってしまいます(^_^;)
縫うのは何回か練習しましたが初心者でもここまでできるので初めての作品にオススメです。
2019.02.19
新しい趣味始動!

新しいと言ってもレザークラフトなんですけど、ちょっとステップアップです。
今までは革を接着剤でとめることしかできませんでした。
接着剤のみではどうしても強度が弱かったり、作れない構造があったりしますので、
「縫う」ことにチャレンジです!
ネットで情報を集めながら何が必要か把握していきます。
全て入ったセットもあるんですが、本当に使い勝手が良いかはわかりません。
自分で使いながら充実させていこうと思います。

それでまず一番重要なものが、菱目打ちペンチです!
上の写真の赤い持ち手のやつです。
革を縫う場合、まず菱目打ちというもので縫い穴を空けて、その穴に糸を通して縫います。
普通はフォーク上のものをハンマーで叩いて革を貫通させるんですけど、
それだと音がすごく出てしまいます。
夜の作業がメインになるので子どもを起こしたら大変です!
このペンチだと握るだけで無音で穴を空けられます。
いかにも中国製という感じのクオリティですが、ちゃんと穴を空けられますし、
今でも壊れたりもしていません。
左の箱に入っているものは色々な形の型抜きです。
こちらは使用頻度が少ないので叩くタイプです。
でも上手く型が抜けないので、指で押し当ててカットラインを付ける用途に使用しています。
革に付いたカットラインの上をカッターで切ります。

縫う場合でも接着剤は仮止めに使用します。
トコノールと呼ばれる革の裏を仕上げる溶剤が必要です。
あとは針、これもレザークラフト用は先が丸まっているんです。
写真左にフォーク形状の菱目打ちがあります。
これは針と糸のセットに付いてきました。

カッターはテフロン加工されたよく切れる歯に交換します。
ここに写ってはないですが、革包丁の代わりになる別断ちというナイフがあります。
めちゃくちゃ切れ味が鋭く、革のコーナーにRを付けたりするときに重宝します。
右の木の棒は革の縁を磨くものです。
これも針と糸のセットに付いていました。
激安セットなので表面の仕上げが荒いのは知っていましたのでサンドペーパーで磨きました。

本はこれを買いました。
なるべくステッチを減らしたシンプルな作例が多く、好印象でした。
いろいろな本がありますがオススメです。
ここに載っていることができるようになれば大体のものは作れそうです。
最初はいろいろと用品が必要ですが、長く楽しめる趣味になりそうです。
また作例を紹介していきます。
2019.02.12
過去編 36PⅢトリミング
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